本が好き!2008年1月号にて取材
■今年読んだ「最高の一冊」
最新号ではないのですが、「本が好き!」という光文社より発行されている読書家向けの文芸誌があります。連載小説や掌編小説、コラム、エッセイなどが掲載されている雑誌です。
その中にテーマエッセイというものがありまして、各号で主題を変え、それを元に著名な作家の方々がエッセイを書かれています。
2008年1月号のテーマエッセイでは"33人が選ぶ今年読んだ「最高の一冊」"というテーマで、著名な方がこれまでに読んだ本の所感や印象に残った本について語っておられます。
その中で、森村誠一先生も寄稿されており、読まれた本の中で特に心に残った本というのを紹介しておられます。森村先生の場合、一冊のみならず、十冊以上の本を挙げられていたのですが、その中に上田秀人が執筆した"月の武将 黒田勘兵衛"がはいっておりました。
森村先生は1年間に相当数の本を精力的に読んでおられるそうで、エッセイ中で『一冊選べとはどだい無理な注文』とおっしゃってましたが、心に残った作品の一つに上田秀人の作品を掲げて頂けるのはたいへん喜ばしいことです。
森村先生といえば、上田秀人が入門しておりました山村正夫小説教室の名誉塾長で、数々の名作をかかれ、多くの作品がドラマ化、映画化されています。当然、上田秀人も数々の恩恵に与っている方なのですが、そうでなくとも、様々な書物が出版される中、読んでくださる方が居て、印象に残ったものの一つに上げられるはまことに光栄です。
これも上田秀人の作品を手にしてくださった、全ての読者様方のおかげです。ありがとうございます。
平成20年4月14日(月)