茜の茶碗- 裏用心棒譚(一)
- ISBN:419864361X 2017年3月8日 341頁
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矜持が擦り切れる、その前に──
当て身一発で追っ手を黙らす。浪人の小宮山は凄腕の見張り役だ。盗賊からの信頼も篤く、仕事は引きもきらない。しかし彼には、裏の顔があった――。
相馬中村藩に下賜された茜の茶碗が盗まれた。事が露見すればお家取り潰しは必至。不測の事態に焦った藩主は、一番の剣の遣い手に茶碗捜索を命じる。それが小宮山だったのだ。
浪人になりすまし幾度も盗みに立ち合うが、目当てのものは見つからない。捜索開始から二年。更なる難題が小宮山に降りかかる…。 - 購入する方はこちらへ>>
流葉断の太刀- 裏用心棒譚(二)
- ISBN:4198649294 2019年9月10日 304頁
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田沼意次と松平定信の権力争い。その行方を左右するのは盗賊だった!
盗賊たちに下した密命は徳川家を祟るとして東照宮に秘蔵されていた「流葉断の太刀」を奪還せよというのだ。
五百両の報酬を条件に依頼を受けた盗賊たちだったが、権力者二人の政争にいつしか巻き込まれていく……。 - 購入する方はこちらへ>>